「災害」からアジアをとらえてみよう!


年末に観て「おもしろい、95点!」(100点満点)と思った『K-20 怪人二十面相・伝』
へのライムスター宇多丸さんの扱き下ろしぶりにショックを受けている久保田です。


国際交流基金(ジャパンファウンデーション)のホームページをご覧頂くと、
いま真っ先に目に入るものの1つが「2008年度第2期 異文化理解講座」*1のバナーです*2


今期の開講は来週から。計4講座のうち
世界の人々を魅了するチベットの仏教思想・歴史・美術・自然はすでに
満員御礼の盛況ぶり!その他の3つの講座についてまだご応募を受け付けています。


私、久保田が興味深いなと思ったのは「災害に向き合うアジアの人々」です。
各回の講座タイトルから、アジアに住む多くの人々にとって自然災害は切っても
切れない関係にあることが改めて感得されます。


ジャパンファウンデーションでも、日米センター(CGP)や日本研究・知的交流部で
「自然災害」をテーマにしたシンポジウムが行われています*3
「自然災害」が1つ重要なテーマであることは間違いありませんよね。


今回の講座を担当している関口さんから告知をお願いしたいと思います。
関口さーん (」°ロ°)」オーイ!!

市民青少年交流課の関口です。


第一線で活躍する専門家の方々を講師として招き、
海外の国や地域を多様な視点から取り上げる異文化理解講座。
今期、毎週曜日は、アジア各地での災害による人びとの
生活への影響、被災地支援の在り方、生活再建の課題、
防災・減災への取り組みなどについて連続講座
災害に向き合うアジアの人々」を開講いたします。


昨今、インド洋沖地震ミャンマーのサイクロンなど、多くの災害が
アジアで発生していることはご存知の通りと思います。
その被害の状況や、被災地の人びとがどのように生きているのか、
各地域の専門家から詳しくお話が聞けるセミナーです。是非是非お見逃しなく!


■アジア理解講座「災害に向き合うアジアの人びと」
毎週水曜日(1月14日〜3月25日)全10回
http://www.jpf.go.jp/j/culture/civil/cross/lecture/asia/index.html#01

主催: 国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
日時: 2009年1月14日から3月25日 19時から20時30分 週1回
定員: 80名(先着順)
受講料金: 全10回分 10,000円(割引有り)


お申込みはWEBサイトより行っていただくか、
異文化理解講座事務局(03-5562-0756)までご連絡下さい。


●コーディネーター
林 勲男(国立民族学博物館民族社会研究部准教授)


●講師および日程・テーマ(*変更となる場合もあります)


1月14日 総論
林 勲男(国立民族学博物館民族社会研究部准教授)


1月21日
アチェ紛争と2004年スマトラ沖地震津波:契機としての自然災害
西 芳実(東京大学大学院総合文化研究科助教


1月28日 サイクロン・ナルギス被害の背景
飯國 有佳子(国立民族学博物館民族社会研究部外来研究員)


2月4日 メトロマニラ、マリキナ市の住宅耐震プロジェクト
田中 聡(富士常葉大学大学院環境防災研究科准教授)


2月18日 インド洋津波後のスリランカ漁村
高桑 史子(首都大学東京人文科学研究科教授)


2月25日 「洪水」と共に生きる人々:バングラデシュの生活
高田 峰夫(広島修道大学人文学部教授)


3月4日 2004年インド洋津波災害と南インド文化遺産
深尾 淳一(映画専門大学院大学専任講師)


3月11日 インド、震災を乗り越える染色職人集団
金谷 美和(国立民族学博物館研究戦略センター外来研究員)


3月18日 インド西部地震被災地のNGO活動
三尾 稔(国立民族学博物館研究戦略センター准教授)


3月25日 トルコ、被災地を結ぶ人々のつながり
木村 周平(京都大学東南アジア研究所特定助教


関口さん、ありがとうございました! 
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

*1:異文化理解講座って何?という方はこちら、講座の舞台裏についてはこちらをご覧ください!

*2:もう1つはジャパンファウンデーションWebサイトに関するアンケート。締切は1/19までです、ドシドシご応募ください。抽選で賞品もあたりますよ!

*3:CGPの事業はこちら、日知部(基金内では「にっちぶ」と略して読んでいます。課の名前も、企画調整・米州課は「企米課(きべいか)」、アジア・大洋州課は「ア大課(あたいか)」、「欧州・中東・アフリカ課」は「欧中ア(おうちゅうあ)」です。)は今度、神戸でフォーラムを行います。詳細はこちらです。