『遠近』第9号を30倍楽しむための読書&WEB案内(その1)

japanfoundation2006-02-01



ごぶさたしています、2カ月に1回登場する麦谷です。


偶数月の1日と言えば、ジャパンファウンデーションが出している雑誌『遠近』(をちこち)の発行日です。


今号は、「日中交流の歴史を歩む人たち」と題して、日本と中国の交流で活躍した人物を追いました。目次はこちらです。



トップを飾るのは、テレビ朝日系「報道ステーション」コメンテーターでもおなじみの朝日新聞編集委員加藤千洋さんのエッセイです。その他にも、さまざまな方にご寄稿いただきましたが、今回は、『遠近』を30倍*1楽しむために、記事や執筆くださった方に関連した読書&WEB案内をお届けします。


まずは特集「日中交流の歴史を歩む人たち」に関連するものからご紹介します。


加藤千洋さんのエッセイで紹介された名訳
『余秋雨の文化苦旅―古代から現代の中国を思考する』余 秋雨(著)、楊 晶(翻訳)
余秋雨の文化苦旅―古代から現代の中国を思考する


◆興梠一郎先生お勧め! 石橋湛山入門
石橋湛山リベラリストの真髄』 増田 弘(著)
石橋湛山―リベラリストの真髄 (中公新書)


◆林出賢次郎についてもっと知りたい方に−中田整一先生近著
満州国皇帝の秘録―ラストエンペラーと「厳秘会見録」の謎』
満州国皇帝の秘録―ラストエンペラーと「厳秘会見録」の謎


◆王衆一さんが編集長を務める『人民中国』『人民中国』2005年6月号には、加藤千洋さんが紹介した『パイプのけむり』の中国語翻訳を終えての楊晶さんのエッセイも掲載されています。
宇宙を飛翔する小惑星−『パイプのけむり』の翻訳を終えて


内藤湖南についてさらに詳しく連載中(粕谷一希先生)季刊東北学 東北文化研究センター(編)


天津市視覚障害者日本語訓練学校についての詳しいレポート
日本語教育通信』第51号(2005年1月発行)夢のお手伝い 視覚障害者と健常者が共に学ぶ天津市視覚障害者日本語訓練学校

◆北京日本学研究センターへのジャパンファウンデーションの取り組み対中国特別事業 北京日本学研究センター


その他、今号執筆者の近著です。

王 敏 先生『中国人の愛国心 日本人とは違う5つの思考回路』
中国人の愛国心 日本人とは違う5つの思考回路 (PHP新書)


沙 柚 先生『憤青 中国の若者たちの本音』
憤青 中国の若者たちの本音


執筆くださった方々も皆さん、「日中交流の歴史を歩む人」でらっしゃることがよく分かると思います。是非、より深く『遠近』をお楽しみください。

*1:いや、もっとかな。