開高健記念アジア作家講演会 今年はタイ!

 みなさまこんにちは。週末は、レディガガを各所で聞きすぎたせいか、頭の中ではLove、Love、Love・・・こだましてますMです。
 
 さて。今日は3月に行うウティット ヘーマムーン อุทิศ เหมะมูล 氏の講演会のお知らせです。

 今回招へいするウティット氏は、2009年に長編小説『ラップレー ケンコーイ ลับแล, แก่งคอย』で東南アジア文学賞等を受賞した1975年生まれのタイ人若手作家です。


 



  その『ラップレー ケンコーイ』↑
 ラップレーもケンコーイも実在する二つの村の名前であり、この物語の主人公とその兄の名前(だそうです)。

 コーディネーターは東京外国語大学教授の宇戸清治先生。

 
 僕と母と、母の新しい夫と、死んだ父と先妻の間に生まれた腹違いの兄。


時間軸が錯綜し、現実と幻想が入り乱れるこの作品には、タイの急激な経済成長と政治の変化に対する同氏の意識が随所にちりばめられている(らしい)です。邦訳が出ていないのが残念ですが、このあたりの解説は、ご本人、そしてコーディネーターの宇戸先生からたっぷりお話があると思われます。


 今からちょうど20年前、タイのど田舎に住んでた私Mが、学校の遠足で行ったバンコクは、まだ今みたいに地下鉄やらモノレールなんてなくって、マーブンクロンセンターが超いけてるショッピングセンターだって思い込んでましたが。。。今やバンコクもほんと、変わりました。


 外国人からみてもこのところのタイの変化は驚きなんですが、それを同世代の作家がどんな目で観察しているのか、個人的に興味のあるところです。



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 そして、、講演会にご来場された方には、本邦未発表の短編集翻訳集をプレゼント!これは見逃せません。