プログラム担当者の今日この頃

☆。.:*:・'あっという間に12月ですね☆。.:*:・'




『文化の秋』とはよくいったもので、国際交流基金の事業は10月11月に集中する傾向にあるようです。



振り返れば、秋には、蟹江も複数のプロジェクトを同時並行で進めていました。10月後半から11月にかけて、アニメの専門家に中米に赴いていただき、レクチャーを行って頂きました。
11月半ばからは、日本料理アカデミー様のご協力の下、料理人の先生方にアメリカに赴いていただき、日本食紹介事業を行いました。 
その準備をしながら、文化人招へいプログラムでマレーシアからお招きした国立美術館長の、
日本国内の各主要美術館の方々との面会をアレンジし、今度は日本からベトナム文化財保存の専門家を派遣し・・・・
4つのプロジェクトを同時並行に進め、何とか無事終えることができ、ほっと一息・・・*1

ちなみに、この写真は、マレーシア国立美術館館長が日本国内の各主要美術館を訪問した際に頂いたカタログです。


文化企画課の机を覆いつくすほどの量!!

各先々で頂いたカタログをマレーシアにお送りしようと思ったら、ダンボール2箱分になりました♪



文化人招へいプログラムについては、この「地球を開こう」ブログでも何回か取り上げていますが、*2
お越しになる文化人の方の専門やご希望を伺いつつ、日程を組んでいきます。

約2週間という限られた滞在期間の中、出来るだけ実りの多い滞在にしていただこうと、気がついたら、スケジュールがいっぱい・・・なんてことも。
大忙しな滞在日程になることがほとんどです。

マレーシア国立美術館長をお招きした今回のプログラムでも、東京→福岡→広島→京都→金沢→東京を10日間で回るというなんとも強行スケジュール。
東京だけでも、
「横浜トリエンナーレ」から始まり、
国立新美術館
「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」展「日展」


森美術館「チャロー!インディア:インド美術の新時代」展


ミズマアートギャラリー様


東京都現代美術館 
「ネオ・トロピカリア/ブラジルの創造力」
「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展─共鳴する静かな眼差し」


東京国立近代美術館「沖縄・プリズム 1872-2008」と、

今、注目されている数えきれない展覧会を見るだけでなく、美術関係に携わる様々な方々とお話し、日本での人脈を広げるとともに、日本理解に努められました。


特にお気に入りだったのが、この東京都現代美術館の展示。


この葉っぱ、実は、ある機能の役割を果たしているのです!!
さて何でしょう。*3

強行日程な中でも、Najib館長は、精力的に訪問し、様々な人とのお話しを通じて、日本を堪能され、「今回の来訪ですっかり日本のファンになりました」と仰ってくださいました。

なんともありがたいことです。

これを言われると、どんな疲れもふっとびます。

今回の訪問をきっかけとして、日本とマレーシアの交流の芽が育っていけば、とつくづく感じました。

*1:と思うまもなく1月から英国から来日予定の文化人のアポイントに追われています。

*2:http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20080708/p1
http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20080212/p1
http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20071128/p1
http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20070417/p1

*3:気になる方は、是非、東京都現代美術館へ!! (まわしものではありません)