「国際漫画賞」の創設について その2〜話は重厚に作られている。よく出来ている。*1

およそ1ヶ月ぶりの登場となりました中島です。
実は、入社後ずーっと人事課職員だったのですが、前回の国際漫画賞の記事を掲載した直後(6月1日)、芸術交流部映像出版課へ配置換えとなりました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。m(_ _)m


しかも!なんとその記事で触れた第1回国際漫画賞の担当の一人になったんです。(*´Д`)
本日7月2日には第1回国際漫画賞の授賞式が行なわれ、それから10日間ほど受賞されたマンガ家の皆さんも日本に滞在*1されるのですが、そういった様子もご報告できると思います。お楽しみに!


で、先週金曜ついに!外務省のプレスリリースで受賞者が発表されました。

外務省: 第一回国際漫画賞について

国際漫画賞](最優秀作品)

[奨励賞](その他の優秀な3作品)

  • KAI(中国)『十五二十(1520)』
  • Benny Wong Thong Hou(マレーシア)『Le. Gardenie』
  • Madeleine Rosca(オーストラリア)『Hollow Fields』

国際漫画賞受賞作は李志清氏の『孫子攻略』です!おめでとうございます!
実は、この作品はすでに日本語版が発売されています。

孫子の兵法 孫武と伍子胥

孫子の兵法 孫武と伍子胥

「国際漫画賞は「孫子兵法」 麻生外相が発表」の新聞記事でも触れられていますが、池上遼一さんに似た雰囲気の、まさに「話は重厚に作られている」歴史マンガ作品です。中国・春秋時代の兵法家である孫子を取り扱っていて、日本語版は全5巻。


国際漫画賞奨励賞を受賞されたうち、1人目のKAIさんの『十五二十』は、許婚同士の、すごく貧乏な国の王子さまとすごく裕福な国のお姫さまのお話。
screenshot
私はまだ1巻しか読んでないのですが、ドタバタ・ファンタジーって感じでしょうか*2。ご本人もイラストレーターとして活動していらっしゃるらしく、絵柄も美麗ですよね。先日第3巻が発売されたそうです。


Benny Wong Thong Houさん(BENさん)はマレーシアのマンガ家で、昨年クアラルンプールへの出張で、休み時間にK伊国屋に行った際にも店員さんに薦められたマンガ家さんなのです。『Le. Gardenie』はちょっとシリアスな雰囲気もある学園ラブコメ*3

絵は、鈴木央さん風?にも見えますかね?この作品も現在連載中。


Madeleine Roscaさんはオーストラリアの方で、『Hollow Fields』は先日、第1巻が発売されたそうです( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ

Hollow Fields 1

Hollow Fields 1

この作品は学園SFコメディで、マッドサイエンティスト養成学校に迷い込んだ女の子のお話*4


というわけで、今日は受賞者と受賞作の紹介まで!マンガ家さんが日本にいらっしゃった様子や、国際漫画賞の候補作なども次回以降に取り上げられれば取り上げたいと思います。*5

*1:10月1日発刊の「をちこち」漫画特集の中で受賞者滞在記を掲載予定です。これは必見!!

*2:表紙だけ見るとちょっと小畑健さんの絵に似てますよね。『ヒカルの碁』の。中身は・・・知ってるけどまだ教えられません(ΦωΦ)フフフ…

*3:読みながら『きまぐれオレンジロード』を思い浮かべました。

*4:Amazonにはまだ解説が載ってないんですね・・・

*5:あ、あかん。今回焦って書いたから全然ボケてない(´Д⊂ モウダメポ せめて締めの言葉だけでもボケねば。
・・・君は小宇宙(コスモ)を感じた事があるか・・・?

ボケとして成立する前に


糸冬 了..._φ(゚∀゚ )アヒャ