インターン生が見た、「0」を「1」にする知的交流!

どうも、しろうさぎです。



最近、JFには、インターンがどんどん来ていて、
見知らぬフレッシュな顔をオフィスでみかけることができます。



今日はしろうさぎから、ひとりのインターン生の感想を紹介したいと思います。


↓   ↓   ↓


中央大学法学部政治学科の葉山です。
横田洋三先生のゼミナールに所属してます。



インターンの動機としては


国際交流基金、ずっと憧れていました」<「国際交流基金・・・で、何をしているところなのですか?」


というところでしょうか。無知の知を堂々とかざしながらのインターンでした。


この2週間のこと。私の中で一番大きかったことは、「知的交流」という分野を知ったこと。国際交流とは主に「日本文化(伝統的な日本文化+マンガ・アニメ)を紹介すること」だと思っていた自分にとっては「知的交流」の響きは新鮮でした。


これは、日本の「知」を通じて、外国の社会と日本のネットワークをつくること、「知日家」(ちなみに「親日家」ではないらしい。まずは日本を知ってもらうことが大切だとのこと)を育てることを目指しているらしいです。若干自信なさげでごめんなさい。美しい解説は前回までのブログを参照にしてください。


今までは、日本国内の議論(政府見解だけではなく)を外に発信する努力をしていなかったけど、学術的にも日本発信!外へ!外へ!という流れです。


イスラム諸国と日本が何を話すの?」と思ったけれど。生と死の宗教観の違い、多文化共生についてとか。見渡せば共有できる問題ってたくさんありました。


さすがに「知的交流を通じて日本を発信」はなかなか民間、個人じゃできないと思いました。これから「知的交流」のことをもっと知りたい、知って欲しいです!


ここで、私がなるほどと思った言葉。


「『1』は『0』にはならない。『0』は怖い。『1』さえあれば『2』以上になるんだ」:まずお互いを知ることが大切。お互いが知らない状況=「0」にはなんの発展もない。たった「1」でも、「0」にはならないし、それが後の「100」にもつながると。ゼロサム思考の私の心に染みました。深いです。


2週間の経験でいろんなことをみました、教えていただきました。この場を借りて、国際交流基金の皆様に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。



・・・・と、いうことでした!


「0」 を、「1」にする試みをしよう、かぁ。確かに、深いですね*1



何もないところに芽生える「1」の効果は絶大ですよね。



異文化をまったく知らない「0」から、少しでも知っている「1」へ。
その取り組みで生まれた「1」が、10年後には「10」にも「100」にも
「10,000」にも、なっていることを、願ってしまいます。


葉山さんのインターン経験自体が、
JF内の仕事を知る「1」を作る活動だったわけですね。


この夏、手にしたこの「1」を、これから大きく育てていってほしいなぁ・・・!
ぜひとも!!


それから、「知的交流」という言葉。以前にもブログで、
「これって、JF用語でしょうか??あまり一般に使わないですよね」って
問題提起をしたことがありました。


知的交流は、「日本を『知的に(知識として)』知ってもらう」ことにとどまらず、
さらにさらに、(以下、高邁ですが)
人間の知性を用いて、
異文化の人たちと交流して、
個人の問題、地元地域の問題、自分の国の問題、
ほかの国の問題、世界の問題、、などなどを考えよう・・・・ということだと思います。


こうして得た、知識と理解を深め、みんなが抱えている問題への解決策を探すことを
究極の目的にしています。


ですので、上の例だと、イスラム諸国の人と日本の人が対話することで、
生死観の違いや、宗教の一神教多神教の考え方の違いなどを共有することで
多文化共生社会の実現のためのアイディアを得たりするわけです。


もちろん、その活動は、すぐに結果が目に見えるわけでもなければ、
対話に参加した人みんなが、相手に好印象をもって帰ることばかりではないかもしれません。



それでも、こういう活動は、やめてはいけない。
それどころか、もっともっと、やる必要がある。


2週間という短いインターンの間に、こんな深いところまで
見抜いていった葉山さん、これからもご活躍を!!



これからもインターン生を少しずつ紹介していきますので、どうぞお楽しみに!



しろうさぎ

*1:こんな、ぐっとくることを言ったのが誰なのか、気になるところ。