日中交流

こんにちは、後藤愛です。
今日は、私と同じフロアにある「21世紀日中交流特別事業業務室」(日中業務室)の富樫史生さんを紹介させてください。富樫さんは出版社に勤務した後、数年間世界を放浪。その後、日中業務室の事業担当として今年の春からジャパンファウンデーションで勤務しています(霊感が強いらしく、上海に出張したときの古いホテルでの恐怖体験や、アーク森ビル残業時の怖い話を聞いて以来、私はひとりで残業ができなくなってしまいました・・・(*__*;))。

日中交流の各種新規事業を扱っている富樫さんの部署から、ジャパンファウンデーションの新たな試みとそのテレビ紹介のお知らせです。以下は富樫さんからのメッセージです:


10月1日から11日まで国際交流基金の助成で中国から視覚障害を持つ日本語学習者4名が訪日しました。

ジャパンファウンデーションでは1984年から外国人を対象に日本語能力試験を実施していますが、中国では昨年9万人がこの試験を受験しました。試験は点字で受けることもでき、今回訪日した4人の学生(全盲者2名、弱視者2名)はこの点字による日本語能力試験で2級以上に合格した人たちです。

彼らに日本語を教えている青木陽子先生は6歳の時に失明。筑波大学付属盲学校、南山大学を経て、米国ニューヨーク州立大学バッファロー修士課程とペンシルバニア大学の博士課程を修了。93年に天津外国語学院に入学、95年に天津市視覚障害者日本語訓練学校を設立しました。以来200人以上の視覚障害者が青木さんの学校で日本語を学び、その内の8人が日本への留学を果たしています。
今回訪日研修に来た4人の学生はみんな日本初体験。大阪、京都、兵庫、東京、岩手と日本各地を巡って多くの日本人と交流しました。秋葉原での買い物、バリアフリー交通機関、露天風呂での入浴体験……彼らはからだ全体でどんな風に日本を感じたのか・・・!?
 その時の模様が本日(10/18)7:45〜8:00のNHKおはよう日本」アジア&ワールドで紹介されました。ご覧になられた方はぜひ感想を聞かせてください。