草食系日本人?!?!

こんにちは☆
北の国から参りました、廣瀬です。
インターンで都会生活を満喫中です!満員電車までもが新鮮です!


さてさて、みなさん、「草食系男子」なんて言葉を巷ではよく聞きますが、
ご存知でしょうか??


「恋愛に消極的な男子」としてよく知られていますが、
もう少し調べてみると、「傷つきたくない男子」という意味もあるようです。


実は、そのような草食系に日本全体がなりつつある!という真剣な話し合いが
行われているのを、私は国際交流基金東京本部の9階で目撃しました…


そう、それは昨日午前のこと。


樺山紘一氏(印刷博物館)、道傳愛子氏(NHK解説委員)、
北岡伸一氏(東京大学)の御三方による対談の収録が行われました。


みなさんもちろん国際交流基金が隔月で発行しているをちこちという雑誌、
ご存知ですよね?


今回は、12月発行号「ここにも海外で活躍している日本人がいる」の巻頭特集での
日本人の内向き志向が高まりつつある中で日本と世界の関係について考えよう、
という内容の鼎談でした。
・・・ところでみなさん、「鼎談(ていだん)」っていう言葉、知っていました?
   2人の場合は「対談」、3人で話合う場合は、「鼎談」というらしいです!


そして「をちこち」に載っている特集記事は、実はこのようにして生まれているのです。



ここで出たお話が「日本人の内向き志向が高まりつつあり、
豊かで平和で快適な日本の中で、一生を過ごしたい、と
考える日本人が昔に比べ増えているのではないか」
というもの。


また、国際社会の場で主張する日本人が少ないことや、
社会に出てから学生時代に英語をきちんと勉強しなかったために
苦労する人が多い、というような話など、
現役の大学生としては、ドキドキッ!!とする場面も多々ありました。


確かに実感として、大学にシンポジウムの情報などが来ると、
国際関係のものに比べて、国内をテーマにしたシンポジウムの方が、
多くの学生が参加しているような気がします。


しかし、内向き志向になっていると言われる日本人も、
一概に守りに入っているのではなく、海外の問題にも関心がある一方で、
海外に出て行く前に、国内の問題の解決に貢献したい、と考える人が
増えてきている、とも考えられるかもしれませんね。


そんな大変興味深いお話は、
『をちこち』32号
(2009年12月1日発行)

に載る予定です!!


ではこの「をちこち」、誰がどうやって作っているのでしょうか?
編集を担当している職員のOさんに、お話を伺って参りました。


 この名前は何を意味するのでしょうか?
O 「をちこち(遠近)」というのは、場所と時を示す指示代名詞で、
  「あちらこちら・ここかしこ」「未来と現在」を意味するやまと言葉なの。
  この雑誌を通して、相互理解を進めて、「国と国」だけでなく、「人と人」を
  結ぶ文化の架け橋となりたいという思いがこもっています。


 ズバリこれを作る目的は?!
O 「基金が行っていること」=「海外の文化や、国際社会の中での日本」ということに
  関心を持ってもらいたいし、“新しい発見”もしてもらいたい、というところです。


 では、誰に向けた雑誌なのでしょうか?
O  国際・文化交流に関心を持つ人全て
  もっと若い人にも読んで欲しいんだけど。
  新宿や池袋の本屋さん、Amazonでも買えるので、ぜひ。


 Oさん自身「をちこち」の編集をしてきて、思うことはありますか?
O  様々な地域・分野の特集をしているでしょう。だから、毎回たくさん本を読むし、
   読者の人にとっても新しい、楽しい発見になればいいなと思っています。
     

 では、その12月発行号の見所はどこでしょう?
O  あなたが知らない日本人!!
   アフガニスタン・ドイツ・中国・カザフスタン…様々な地域で活動している、
   学生や建築家など、たくさんの日本人が登場するのよ



このようにして、テーマに沿った先生方のお話も含め、「をちこち」
いくつもの段階を踏んで作られているのですね。
私も何冊か手にとってみて、自分の興味があるもの、ないもの、様々なテーマがあるので、
自分の視野を広げるのにはもってこいだな!と感じました。


みなさん、「をちこち」、ちょっと手にとってみませんか?