『をちこち』第23号、好評発売中です!

お久しぶりです、情報センターの西納です。先週、『をちこち』第23号が発売となりました。*1近年の「翻訳ブーム」を取り上げた特集が、他誌でも組まれる中、どのようなアプローチで翻訳に迫るとおもしろいか。考えた末にたどり着いたのが、「翻訳がつくる日本語」という切り口でした。



巻頭鼎談では、明治大学鹿島茂先生、東京外国語大学亀山郁夫先生、翻訳家の鴻巣友季子氏の3氏が登場してくださいます。いつの世もかわらず大変な翻訳という営み、「声」の強い翻訳の登場、翻訳が日本語での創作に与える影響等々、様々な興味深い話題が展開していきます。


それに続いて、翻訳だけに見られる特異な(はずだけれども、なんとなく受け入れている)日本語……幼い女の子が「〜だわ」、黒人が「〜でごぜえますだ」……が使われる背景を深く掘り下げた関東学院大学の中村桃子先生。言語や表現方法が違っても同じことに惹きつけられるということを翻訳を通して解説してくださる東京工業大学ロジャー・パルバース先生。その他にも興味深い記事が続きます。先日「毎日新聞」でも本誌をご紹介いただき、発売2週目にして、読者の皆様から「おもしろい!」という感想を、続けて編集部に寄せていただいています。是非このブログをご覧になっている皆様にもお読みいただきたいです。


そして、今回はプレゼント企画があります!横浜トリエンナーレの「特別チケットパック」を3名様にプレゼントします。6月末日までに、「をちこち」第23号にある応募券を官製ハガキに貼って、どしどしご応募ください☆



それから最後にもう1件お知らせがあります。このたび、ジュンク堂書店池袋本店で、「をちこち」のバックナンバーフェアを開催させていただくことになりました。1階の雑誌売り場に行くと…



このように「遠近」第1号から「をちこち」第23号までが、ずらっと並べてあります。*2



池袋にお越しの際には、ぜひちらっと寄ってみてください。「あ、こういう特集もあったんだ!」というのが見つけられるかもしれません。(ちなみに、私が行ったときは、『をちこち』第21号「世界の「国民的女優」」が売り切れていました。(←在庫はあると思います。)どうもありがとうございますっ。m(_ _)m )


読者のお一人から、「自宅に居ながらにして他の国の人たちと交流しているような錯覚をすることがあるほど内容が深く…」という嬉しいお便りをよせていただいたことがあります。梅雨でおでかけできない日は、「をちこち」で世界を旅してみませんか。

*1:全国主要書店で好評販売中です。主な常備店は、八重洲ブックセンター本店、ジュンク堂池袋本店、丸善丸の内店、三省堂書店神田本店、岩波ブックセンター紀伊國屋書店新宿本店、紀伊國屋書店新宿南店、ブックファースト渋谷店、東京堂書店神田本店、有隣堂本店、凡人社麹町店です。各種オンライン書店でも取り扱っております。

*2:バックナンバーのタイトルと目次はこちら(→)をご覧ください。