姉妹都市交流ブックレット、できました!

はじめまして。山本訓子です。
私は、日米センターの市民交流課で、日本とアメリカの市民やNPOによる交流を支援しています。


今日は、昨年担当したブックレット制作について、ご紹介します。
姉妹都市交流ブックレット〜あなたの町の国際交流をより元気にするために〜』


姉妹都市交流にはどんなイメージがありますか?

自治体同士の交流? 市長同士の訪問?

仕事を通じていろんなNPOの方々に接していると、姉妹都市交流という枠組みを活用しながら、海外との交流を行っているNPOが少なくないことに気付きます。
また、姉妹都市交流は市民の誰もが利用できる、国際交流の身近なリソースでもあるはず。

このブックレットでは、そうした姉妹都市交流の歴史、意義、分野類型、実務のハウツー、FAQ、将来展望について、体系的に取り扱っています。


制作裏話

ここでは、少しだけ、制作の舞台裏をご紹介しましょう。
本文を主に執筆していただいたのは、(財)日本国際交流センターの毛受敏浩さんです。
私の仕事は、執筆者、デザイン会社と連絡を取り、日米センター内部で話し合いながら、ブックレットが望ましい形になるよう進めていくことです。


・・・どうすれば、本当に読んでほしい方々に読んでもらえるだろう?
 出版して本屋に並べるべき?
 無料で配布するべき?
 デザインがよければ、手に取りたくなるはず。
 ハンディで使いやすいものにしたい。・・・

関係者で何度もミーティングを重ねました。


初稿が完成してから発行までの3ヶ月は、あっという間でした。原稿校正のため、何十回ものメールのやりとり。内容にふさわしい写真を選び、写真の提供者に掲載承認をいただき、デザイン会社に伝え・・・。
この頃には、関係者は皆本気です。ときに、執筆者と意見が合わないこともありますが、いいものを作りたいという思いは皆同じ。熱い思いがぶつかり、混ざり、反響しあいます。日々、関係者の連帯感が強まっていくのを、肌で感じていました。

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そして、納品。
感動はひとしおです。モノ作りとは面白い。関係者の熱い思いが、ちゃんと一つの形になってくれるからです。


反響

大変嬉しいことに、地域で国際交流に関わっていらっしゃる方々から、多くの反響が寄せられました。
また、海外で日本との交流を企画している方々からも問い合わせが。

「コンパクトでありながら、大変実際的で充実した内容を拝読し、今後の事業の参考としてぜひ活用して参りたく・・・」
姉妹都市との交流は財政が厳しい中でなかなか難しい状況にありますが、何とか知恵を出してやっていこうと思っています・・・」

このようなメールを見ていると、一人微笑まずにはいられません。


ブックレットが、地域の国際交流のますますの活性化の一助となることを、心より願っています。
入手したい方は、こちらまで。